世界ヤリ逃げ紀行

　日が沈み夜も本番の時間になると、我々はホテルから歩いてキングスクロス地区の風俗街へと向かう。思っていたほど治安は悪くない。ただ、歩いているとストリップの客引きがパンパンと手を叩きながら「シャチョー、シャチョー！」と言い寄ってくる。「おう！！　今日はマッサージパーラーの日やから、また今度な！！」適当にあしらう俺。


　しばらく歩くと、「マッサージパーラー」の看板がポツリポツリと見え始め、値段は１時間１７０～２００ドルが相場のようだ。基本的なシステムはマッサージとセックスの両方のサービスを受けられるようで、韓国、中国、タイ娘のいるアジア系、北欧、ロシア、南米のいるヨーロッパ系、と大きく分けて２種類のマッサージがあるのが特徴。